WHAT IS ENTREPRENEURSHIP?
アントレプレナーシップとは
アントレプレナーシップとは
新しい価値を創る「生き方」であり、
産業を創る「原点」である
「アントレプレナーシップ」と聞くと、起業家精神やベンチャー創業を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、文部科学省はアントレプレナーシップを「変化や困難の中で、枠を超えて行動し、新たな価値を生み出す精神」と説明しています。また、欧州のEntreCompフレームワークでは、「機会やアイデアを価値に変える能力」と定義されています。
つまりアントレプレナーシップは、起業家のみならず、
持続的な成長を目指すすべての企業に求められる姿勢であり、能力なのです。
特に、VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)が加速する現代においては、過去の成功体験に基づいた予測と計画だけでは、企業の持続的な成長は望めません。今、企業に求められているのは、不確実な環境で価値を創り出す行動様式を組織に実装する「アントレプレナーシップ教育」です。
社内アントレプレナーシップ教育は「新しい価値創造の土壌づくり」
——企業担当者が今、理解すべき本質
日本では「アントレプレナーシップ教育=起業家育成」と勘違いされていますが、その意味はもっと普遍的で、今の日本企業に必要な「自ら社会課題を見つけ、課題解決に向かってチャレンジしたり、他者との協働により解決策を探究したりすることができる知識・能力・態度を身に付ける教育(文科省HPより)」を指します。
企業の新規事業開発に当てはめると、アントレプレナーシップ教育を通して次のような力を養うことができます。
- 市場や顧客の“未充足”を見つける力
- 仮説を立て、小さく検証し、学習する力
- 社内外を巻き込み、前に進める力
- 不確実性の中で意思決定する力
そして、組織の中でアントレプレナーシップを風土として根付かせることで、多くの企業が新規事業開発において直面する下記のような課題の解決を期待できます。
- アイデアは出るが、事業化率が低い
- 検証が浅く、PoC止まりになる(あるいは過検証で事業が止まる)
- メンター不足で迷走する
- 本業優先で挑戦が後回しになる
- 「やりっぱなし」で信頼が下がる
- 失敗が失敗で終わっている(失敗の知見が蓄積されていない)
アントレプレナーシップの核心にある思考法:エフェクチュエーション
アントレプレナーシップの中身を支えているのが、「エフェクチュエーション(Effectuation)」という思考法です。これは、起業家研究の第一人者であるSaras Sarasvathy教授が提唱した理論で、「予測できない未来に対して、どう意思決定するか」を体系化したものです。
従来のビジネス思考は「目標を決め、最適な手段を選ぶ(=コーゼーション)」でした。 一方エフェクチュエーションは、“今ある手段から始め、関係性を広げながら未来を共創していく”という逆転の発想に基づいています。
【エフェクチュエーションの5つの原則】
1. 手中の鳥の原則
(Bird in Hand)
- 今ある資源(人・知識・ネットワーク)から始める
- 完璧な計画より、動き出せる材料を活かす
2. 許容可能な損失の原則
(Affordable Loss)
- 期待利益ではなく「失ってもよい範囲」で判断する
- 小さく試し、学びながら前進する
3. クレイジーキルトの原則
(Crazy Quilt)
- 協力者を巻き込みながら共創する
- 関係性が広がるほど、事業の可能性も広がる
4.レモネードの原則
(Lemonade)
- 予期せぬ出来事をチャンスに変える
- “想定外”は失敗ではなく、方向転換の材料
5.飛行機のパイロットの原則
(Pilot in the Plane)
- 市場予測を完璧にすることが重要ではない
- コントロールできない未来を読むより自分たちがコントロールできる範囲に集中する
アントレクションでは、VUCAの時代に個人の想いを起点に新しい価値を生み出す上では、エフェクチュエーション型の思考や行動が鍵になると考えており、「アントレ型 新規事業伴走支援」サービスにおいても、特に0→1フェーズではエフェクチュエーションを重視した伴走支援を行います。
アントレクションが提供する、企業へのアントレプレナーシップ実装
私たちは、企業に対してアントレプレナーシップの概念をただ啓蒙するのではなく、アントレプレナーシップやエフェクチュエーションの考えを取り入れた独自のサービスを通して、実際に日々の行動や企業風土に変化をもたらします。
① 個人レベルでのアプローチ:思考と行動の型を身につける
- 問いの立て方
- 顧客(パートナー)の巻き込み方
- 仮説検証の設計
- 失敗を学習とする力
② 組織レベルでのアプローチ:アントレプレナーシップ風土を醸成する
- チャレンジしやすい制度設計
- チャレンジを応援する仕組み
- 失敗を許容する環境
そして、これらを実践することで、社員や企業にさまざまなポジティブな変化を期待できます。
- 個が強化される(パーソナルブランディング)
- 行動スピードが上がる
- 部門横断の協働が増える
- 若手のエンゲージメントが向上する
- 新規事業開発の再現性が高まる
つまり、単なる”人材育成”や“新規事業開発支援”ではなく、会社が新しい価値を生み出すための人的資本投資と言えます。
私たちアントレクションは、新しい価値づくりに夢中になる人(アントレ人材)の育成や組織づくりを通して、企業に、そして社会にイノベーションを創出していきます。